評価のステップ
ステップ13側面の評価の実施
- 研修のデザインの評価
研修終了後に、研修参加者に「研修デザイン評価スケール-院内教育用-」に回答してもらいます。 - 研修の過程の評価
研修終了後に、研修参加者に「研修過程評価スケール-院内教育用-」に回答してもらいます。 - 研修の成果の評価各研修が設定した目標に応じた方法をにより研修の成果を測定します。
ステップ2スケールを用いた測定結果の分析
スケールの回答を集計し、分析します。
ステップ3分析結果の解釈
分析結果を解釈し改善が必要な項目を見つけます。
ステップ4総合的評価
3側面の評価結果から総合的評価のためのパターンを判定します。【図7】
パターンに基づき、研修全体の改善点を見つけます。
各ステップの具体的な進め方をモデル運用ガイドに解説しています。
【図7】3側面の評価結果に基づく総合的評価のためのパターン判定
看護職のための院内研修評価モデル運用ガイドの内容
*以下の内容が掲載されています。
- 「看護職のための院内研修評価モデル」の概要
- 評価の実施方法
- 「研修デザイン評価スケール-院内教育用-」「研修過程評価スケール-院内教育用-」による測定結果の分析と解釈
* 測定結果の分析と解釈のためのエクセルファイルが付いています。 - 3側面の評価結果に基づく総合的評価
- 研修デザイン改善のためのヒント
* 研修デザイン評価スケールの17項目それぞれについて、改善のためのヒントが記載されています。 - 研修過程改善のためのヒント
* 研修過程評価スケールの34項目それぞれについて、改善のためのヒントが記載されています。
研修のデザインと過程の評価に用いるスケール
① 研修デザイン評価スケール-院内教育用-
- 17質問項目
「1.研修の目的と内容は十分周知されていた」
「2.開催日時の設定は適切であった」など - 「あまりそう思わない(1点)」
「ややそう思う(2点)」
「わりにそう思う(3点)」
「かなりそう思う(4点)」
「非常にそう思う(1点)」
の5段階で回答してもらいます。
② 研修過程評価スケール-院内教育用-
- 34質問項目
「1.研修の目的は明確であった。」
「2.研修の目的と内容は一致していた」など - 「非常に当てはまる(5点)」
「かなり当てはまる(4点)」
「わりに当てはまる(3点)」
「あまり当てはまらない(2点)」
「全く当てはまらない(1点)」
の5段階で回答してもらいます。
「研修デザイン評価スケール-院内教育用-」
「研修過程評価スケール-院内教育用-」は、
『看護実践・教育のための測定用具ファイル 開発過程から活用の実際まで(第4版)』(医学書院)に掲載されています。
研修成果の評価方法
- 研修の成果は、研修目標の達成度を評価します。
研修を企画する段階で設定されている目標について、どのような方法で評価するかを決めておきます。 評価の方法には、たとえば次のようなものがあります。
- 技術の修得度…評価基準やチェックリストに基づき、実際の技術の実施状況を観察して評価する。
- 知識の修得度…筆記テストや口頭による質問への回答内容を評価する。
- 態度の修得度…レポートに記載された内容を評価する。
- 目標達成度の自己評価…目標に対して研修参加者自身が達成度を自己評価する。
総合的評価

各側面の評価結果の組み合わせによって、パターンを判定します。
(「総合的評価パターン判定シート」を活用します)
(「総合的評価パターン判定シート」を活用します)

デザインと過程のいずれかに改善が 必要と判定されたパターンA-2、パターンB-2は、具体策検討シートを活用してを活用して改善の具体策を検討します。
運用ガイドの「改善のためのヒント」が具体策を検討するときの参考にできます。
運用ガイドの「改善のためのヒント」が具体策を検討するときの参考にできます。
研究に参加していただく方を募集しています
このモデルを用いた研修評価については、実用化に向けてさらに洗練していくために、研究を継続しています。
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